2009年3月18日水曜日

生き残れるのか企業スポーツ

 非常に暗い話だが、今年に入ってから、多くの企業がスポーツから撤退している。
このままの経済状況が続けば更なる休、廃部がアナウンスされるだろう。

 各企業の判断を吟味するとある傾向が見えてくる。平成になってから支援を始めた企業は、今回の経済危機を受けてスポーツから撤退するケースが多く見られる。

 おそらく宣伝効果が十分に得られ企業におけるスポーツの役割が終わったという判断をしたのだろう。
 
 一方日本の基幹産業である自動車メーカーなど昭和の時代からスポーツを支えてきた企業の場合、撤退というより選択と集中が進んでいる。

 今年のF1で参戦しないホンダにしても国内と北米のレースでは、エンジンの供給は行う。
 販売戦略上重要なアメリカと国内を優先させた結果だ。

 また、日産は、野球部、卓球部、陸上部の活動を停止する。この発表ばかりが注目されるが、Jリーグに所属する横浜Fマリノスに対しては、支援を継続する。Fマリノスの全身は、日産であり、日産は、基幹スポーツとしてサッカーを選んだ。

 今年は、企業の支援を受ける運動部にとって正念場の一年になるだろう。選択と集中が進む中、生き残るためには是が非でも勝たねばならない。同リーグに戦うライバルだけではなく、同じ企業の傘下の運動部よりもいい成績を残さなければ背部の憂き目に会いかねないからだ。

 選手や関係者がこの流れに逆らうのは、難しい。これまでの選手だけではなく競技団体も企業に寄りかかりすぎており、自活のノウハウがない。

 個人的に昭和に確立された企業アマはすばらしい仕組みだったと思う。選手が引退後も安心して働ける制度は、海外からも高く評価されている。
 
 しかし近年正社員として雇用するよりも契約選手として雇う企業が増えた。それは、契約のほうが人件費の総コストを低く抑えられるからでこの構造は、いわば派遣ぎり問題とも似ている。

 ではスポーツ界は、どう対処するべきなのか?欧米のようなクラブ化をいう人もいるが
日本には、クラブ化のノウハウを持ち合わせていない。一つの企業に頼らず複数のスポンサーを集めてセーフティーネットを張っていくことが重要になってくる。その仕組みづくりが成功した個人、企業だけが生き残っていくのだろうと思う。




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名城、初防衛戦TV中継なし…WBA世界Sフライ級

 プロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者・名城信男(27)=六島=の王座返り咲き後の初防衛戦(4月11日、大阪府立体育会館第1)が、地上波でテレビ放送されないことが17日、決まった。読売テレビが不況の影響で難航していたスポンサー探しを打ち切り。日本人王者の世界戦では異例の地上波ノーテレビマッチとなる。

 名城は同級10位の冨山浩之介(25)=ワタナベ=と対戦。予定していたスポンサーが業績悪化を理由に下りたのが痛かった。世界チャンピオンの防衛戦で地上波の放送がないのは、記憶にない。景気が悪いのが一番の原因だろうが、開催が関西であること、チャンピオンがいまいち人気がないこと、ボクシング人気がいまいち盛り上がっていないことが原因ではないだろうか。





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